3 本当は人間の一日は25時間?!

 

人は規則的な生活を送っていると、毎日一定の時刻がくると自然に眠くなり、一定の時間眠ると自然に目が覚める。という睡眠‐覚醒のサイクル体内時計を持っています。そのリズムをサーカディアンリズムといい、[体温やホルモン系(メラトニンなど)の変動なども関係する]このリズムが破壊されると健康に深刻な影響(自律神経、内分泌ホルモン、代謝など…)また、昼間に強烈な眠気に襲われたり夜にぐっすり眠れなくなるなどの不眠症を引き起こす原因となります。

 

この体内時計は当然24時間周期で時間を刻んでいると考えがちですが、実はその

サイクルは24時間ではありません。

地球の自転周期は改めて言うまでもなく24時間です。だから、我々ヒトの生活サイクルも24時間と考えるのが自然です。しかし、不思議なことにヒトの生活リズムの周期は25時間なのです。

外と遮断した日の当らないところで、時計を持たずに生活する実験をしたところ、3日目くらいから夕食や就寝の時間が遅れ始めてくるのです。それ以降は被験者の潜在的な生活リズムが現れ、記録していったところ、一日の周期が25時間でリズムを刻んでいることがわかりました。ヒトの本能として持っているリズムが25時間なのです。このようなズレが生じる原因はわかっていません。日の出日の入りなどの季節の変化に対応するためではないかと考えられています。

しかし、1時間ズレたままでは、当然生活に支障をきたすため、我々は朝起きて太陽の光を浴びることにより、自分の体内時計を毎日リセットして地球時間に適応しているのです。

 

昼夜の区別がはっきりしない人工的な環境の中で生活していると、洞窟で暮らしているのと同じように、一日のサイクルが24時間ではなくなってしまうことがあります。

夜中でもコンビニやレストランは営業していますし、携帯電話やパソコン、テレビの明るい画面がいつでも目に飛び込んでくるからです。

こうした不自然な明るさから一歩引いて、朝起きて日光を浴び、夜には強い光を目に入れないようにすることで体内時計をうまくリセットしましょう(*^^)v

 

体内時計は睡眠だけでなく、自律神経や内分泌ホルモン、免疫、新陳代謝などの生命活動の根幹にかかわっています。そのような生理的機能がうまく作用しなくなると体調を崩してしまいます。したがって体内時計のリセットは毎日できるだけ同じくらいの時間にするようにします。そのように生活リズムを一定に保つことで、脳や身体が快調に働いていきます。